日本は今、内外に山積する諸課題に挑み、新たな時代を創り上げる時にある。われわれが目指すべきは、国民一人ひとりが豊かさを実感できる経済社会であり、個性と活気にあふれ、多様な価値観を認め合う魅力ある国としなければならない。
明治以来の中央集権体質から脱却し、地域の住民が自らの考えにより主体的に行動し、その行動と選択に責任を負う地域主権の国家を構築することこそが、われわれの採るべき道と確信する。その道は道州制につながり、それぞれの地域が権限と財源を持ち、育んできた歴史や文化を背景に、自らの創意工夫で住民ニーズに沿った地域経営を行う国家が現れる。
目指す国のかたちの実現には、国民の理解と合意、強い政治のリーダーシップが欠かせない。われわれは、地域主権や道州制への機運を醸成し、国を挙げた国民運動として広く展開し、新しい国のかたちの創造に一丸となって取り組むことを宣言する。
2009年12月17日 地域主権と道州制を推進する国民会議 |