日本経済団体連合会、中国国際貿易促進委員会並びに韓国全国経済人連合会は2009年10月10日に北京において、日中韓ビジネス・サミットを共同で開催した。3カ国経済界の指導者は日中韓3カ国の経済貿易の協力と発展について幅広く意見を交換し、共に関心を有する問題について突っ込んだ検討を行った。三者は以下のような北京共同宣言をまとめた。
日中韓3カ国は共にアジアの重要国である。現在の国際金融危機の情勢の下、3カ国の経済界は協力を強化し、アジア、さらには世界の経済発展のために貢献するよう努力する。
3カ国の経済界は経済貿易と協力を積極的に展開し、協力分野をさらに開拓し、貿易を金融危機以前の水準に回復させるため共同で努力する。
3カ国の経済界は貿易保護主義に反対し、3カ国政府が東アジア国家間自由貿易基盤の拡充、域内金融協力の強化、日中韓の自由貿易協定に向けた交渉を推進できるよう積極的に取り組む。
3カ国経済界は協力の重点を省エネルギー、環境保護などの分野に置き、環境配慮型経済と低炭素経済での協力を積極的に発展させ、域内の持続可能な発展のためにしかるべき貢献を果たす。
3カ国の団体は日中韓の協力拡大方策に対する意見を各政府に伝えるよう努力し、来年の日中韓首脳会議と同じ時期に韓国において第2回日中韓ビジネス・サミットを開催することに同意した。
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