仕事・役割・貢献度を基軸とした賃金制度の構築・運用に向けて

概要 <PDF>

はじめに

第１章　賃金を取り巻く環境の変化と課題

1. 重視すべき賃金決定要素の変化
2. 経営環境の変化と課題
   (1) 「企業戦略」をめぐる環境変化
   1. 企業戦略・長期雇用と賃金制度との整合性
   2. 激化する企業間競争下における雇用の維持・創出
   3. 賃金を介して「会社の期待」を明確にする必要性
   (2) 「公正性」をめぐる環境変化
   1. 産業構造変化の下での公正なチャレンジ機会の確保・拡充
   2. 多様な人材の活用
   3. ワーク・ライフ・バランス（仕事と生活の調和）の実現
   4. 仕事の内容・価値の変化に応じた賃金の公正性の確保

第２章　今後の賃金の方向性

1. 仕事・役割・貢献度を基軸とした賃金制度
2. 賃金制度を変えることの効果
3. 仕事・役割・貢献度を基軸とした賃金制度の多様性

第３章　賃金制度設計上の留意点

1. 環境変化への対応
   (1) 企業戦略との整合性を図る視点
   1. シンプルで分かりやすい制度とする視点
   2. 長期雇用との整合性を図る視点
      1. 人材を育成する視点
      2. 中長期的なモチベーションを維持する視点
   (2) 公正性の視点
   1. 公正なチャレンジ機会を確保・拡充する視点
   2. 多様な人材を活用する視点
      1. 65歳までの継続雇用者等の公正性確保の課題
      2. 有期雇用従業員の賃金について
   3. ワーク・ライフ・バランスを促進する視点
   4. 仕事の内容・価値の変化に応じた公正賃金を確保する視点
2. 具体的な賃金体系のあり方
   (1) 単一型賃金体系
   (2) 複線型賃金体系
   
   1. 定型的職群の賃金制度
   2. 非定型的職群の賃金制度
      1. 職務可変（柔軟）型職群の賃金制度
      2. 役割明確型職群の賃金制度
3. 賃金制度運用の徹底
4. 賃金水準について
   (1) 賃金水準決定にあたっての賃金決定要素の優先順位
   (2) 今後の賃金水準決定の方向性
   (3) グローバル競争の視点
   (4) 総額人件費、支払能力の視点
   (5) 社会的要請の視点
   

おわりに

参考

1. 賃金制度の改訂手順と法律上の留意点
2. 賃金制度などに関わる基本的な用語解説
3. 事例紹介
   旭硝子、花王、キヤノン、高島屋、大日本印刷、トヨタ自動車、日本アイ・ビー・エム、横河電機
4. 改正パートタイム労働法の概要
5. 日本経団連
   『今後の賃金制度における基本的な考え方
   ―従業員のモチベーションを高める賃金制度の構築に向けて―』（2007年５月）