経済統計の改善に向けて

【 概　要 】

「経済統計の改善に向けて−四半期別GDP速報を中心に−」のポイント ( PDF形式 )

【 本　文 】

１．検討の視点
（１）景気指標として重視される四半期別GDP速報
（２）SNA体系における四半期別GDP速報の位置づけ
（３）本提言の性格

２．四半期別GDP速報の問題点
（１）公表時期の遅さ
（２）推計段階の進展に伴う改訂幅の問題
（３）供給側統計との乖離
（４）民間最終消費支出の精度
（５）公的固定資本形成の基礎統計、推計方法
（６）景気実感との乖離

３．四半期別GDP速報の改善の現状と方向
（１）これまでの取り組み（実施済みまたは実施予定の改善策）
（２）内閣府において検討中の改善策

４．四半期別GDP速報のさらなる改善に向けた課題
（１）民間最終消費支出の基礎統計等の拡充
（２）公的部門に関する統計の整備
（３）簡易な設備投資額調査の実施の検討
（４）推計方法等の情報公開の推進
（５）民間ユーザー向けの説明等の充実
（６）統計活用方法の啓蒙・開発―景気動向との関連で―

５．経済統計の改善に向けた体制整備等
（１）主な基礎統計の企画・立案の集中化
（２）統計資源の増強、重点配分
（３）経済統計企画・立案部局の経済政策立案部局からの隔離

【 参考図表 】

( 全てPDF形式 )

図表第１　SNA体系の模式図
図表第２　推計段階別の公表時期・推計方法
図表第３　主要国における四半期別GDP速報の公表時期
図表第４　主な基礎統計の利用可能状況（推計段階別）
図表第５　四半期別GDP速報の改訂状況（実質原系列の前年同期比、％）
図表第６　実質GDPと鉱工業生産指数・全産業活動指数の関係（前年同期比）
図表第７　主要国における四半期別GDP速報の推計方法（主な需要項目）
図表第８　家計調査（前年比）の精度について
図表第９　日銀短観（業況判断DI）と実質GDP（前期比）の推移
図表第10　新しいQE推計方法（内閣府が検討中）
図表第11　日銀短観（業況判断DI）と名目GDP（前年同期比）の推移