[経団連] [意見書] [目次]
-
ガス
[日本ガス協会]
温暖化対策
-
目標
- 都市ガスの製造・供給工程における1m3当りのCO2排出原単位を2010年度には1990年度実績の1/3程度に抑制することにより、CO2排出量を1990年度の115万t-CO2から2010年度には73万t-CO2に低減する。
(1999年度実績36g-CO2、89万t-CO2)
対策
- 天然ガス等を原料とする高カロリーガスへの転換による都市ガス製造・供給効率の向上。
天然ガス等を原料とする高カロリーガスへの転換により、ナフサ・LPG等の原料を加熱し高温で反応させる原料改質設備を主とする製造工程から高効率なLNG(液化天然ガス)気化設備を主とする製造工程へ移行中である。この結果、高カロリーガスの全国に占めるシェアが1998年度の91%から1999年度には92%に増加し、加熱燃料等の減少に伴いCO2排出量を抑制することが出来た。
- 都市ガス製造工場における各種省エネルギーの推進。
- LNG冷熱発電やLNGの冷熱を利用したBOG (LNGタンク内の自然気化ガス) の再液化による圧縮動力の減少。
- LNG気化器・海水ポンプの高効率化等。
環境マネジメント
- 地球環境保全及び循環型経済システムの構築に向けて、環境レポートの作成、ISO14001取得、環境会計等の推進、業界としての環境管理システム手引書の作成と活用方法に関する研修会の開催等の啓発活動を通じ、環境管理システムの普及促進を図る。
(1999年度末現在ISO14001を10ガス事業者が認証取得。取得事業所の全国に占めるガス製造量シェアは約8割。)
海外事業活動における環境保全
- ガス業界の蓄積技術を生かして、途上国等の諸外国に対し、石炭から天然ガスへの転換技術、天然ガス利用技術、省エネ技術、環境保全技術、荒廃地緑化技術等、温室効果ガス削減に関する技術移転や植林事業等を推進。
- 経団連地球環境憲章を遵守し、海外における環境保全に積極的に取り組む。
日本語のホームページへ