2月20日(月) No.17
2月20日、現地の田代1%クラブ事務局次長からの報告。
- 状況
- 緊急救援の時期は去り、これから長期化する避難生活にどう対応するかが、被災者にもボランティアにも課題となりつつある。「自活(自分たちで炊き出しをするなど)」を希望する被災者が急増しつつある一方、依存心を深める被災者もある。
- 行政も未曾有の事態における自らの限界を認識しつつある。たとえば在宅障害者のケアのため他県のボランティア団体の協力を求めるなど、広く国民の総力を結集する途が模索されつつある。
- ボランティア
- 第5期企業人ボランティア(2月19日〜2月22日)には、中部電力、アサヒビール、トヨタ自動車、NTTデータ通信、三和銀行より合計20名が参加。
- 事務局ボランティアには、三菱商事から1名が参加。2月21日から2週間活動する。
- 「応援する市民の会」は、西進すべく以下の通りベースキャンプを移転した。
- 第一ベースキャンプ ... 西宮 ==> 芦屋
- 朝日生命保険からスペースが提供された(JR芦屋駅下車3分)
- 第二ベースキャンプ ... 青木 ==> 深江
- ナダ電子からスペースが提供された(阪神深江駅下車5分)
- ボランティア受付および物資集積所 ... 甲陽学院中学運動場(阪神香櫨園駅下車15分)
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- 房野夏明1%クラブ代表幹事が各ベースキャンプを訪問・激励(2月17日)
- 「須磨浦市民を応援する会」が発足
- JR須磨駅近くの明治生命社員寮に60余名の被災者が避難している。自然発生的にできあがった避難所であるため、行政職員の世話は受けられない。
そこで同避難所を「須磨浦市民を応援する会」の活動地とし、明治生命と1%クラブの共同で支えていくこととした。青木利元明治生命社会公共活動推進室長が同所に3月末まで常駐し、炊き出しなどを行う。炊き出しに必要な使い捨て食器1万個を求めている。
なお、企業人ボランティア4名も募集中。
- 必要物資
- 「応援する市民の会」では、高齢者用の保温性のある下着を求めている。
- 被災者の「自立」を支援するため、「平釜」ならびに「かまど」20組を1%クラブで調達し、
曹洞宗国際ボランティア会、「須磨浦市民を応援する会」に提供することとした。
- 「応援する市民の会」、曹洞宗国際ボランティア会等にご協力いただいた企業
- 豊田工機 ... 飲料水用備蓄タンク1基
- 住友ベークライト ... ヘルメット1,000個
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