1月25日(水) No. 4
25日、現地の田代1%クラブ事務局次長からの報告。
- 状況
- 西宮地域は、ようやく落ち着きが見られ始め、市民の間でも「先週は大変だった」
「少し落ち着いた」と笑顔の会話が見られるようになった。
- しかし、神戸市長田区はまだ大変な苦境にある。1%クラブも参加している「応援する市民の会」が
バイク隊を出して調べたところ、(1)まだ電気のこない地区がある、(2)公衆電話も通じていない地区がある、
(3)物資は豊富にある、(4)避難所を転々とし始めた被災者がみられる(トラブルや盗難などの理由による)とのこと。
(4)の点は、奥尻の津波の際には見られなかった現象。大規模の避難所に1週間以上
風呂もなく生活していると、フラストレーションが高まるのであろう。
- 大阪などの知り合いに避難していた被災者が、避難所に戻りつつある。1週間以上では、
知り合いでも、世話になり難いということらしい。避難所の人口が、これから再び増えるという、
これまた新しい現象が起きつつある。
- 大阪府が看護学校を被災者に開放するが、暖房具がない。電気ストーブ150台を緊急に
提供いただきたいと1%クラブに依頼あり。早速本日、松下電器が150台を提供してくれることになった。
- 必要物資
- 第3号でお知らせした保温性のある男女下着、マスク(カゼ用)、ソックス(厚手)、水不用のシャンプー、
液体歯磨き(マウス・ウォッシュ)の他、シート(屋根や壁にかける)が不足しているが、
これは各市の対策本部に搬入してもらう方が良い。
- ボランティア
- 「応援する市民の会」の西宮ベースキャンプは完全に立ち上がったので、
25日から芦屋に移動キャンプを開設する。トラック1台とバイク隊で構成する。
- 若原泰之1%クラブ会長が、西宮ベースキャンプを訪問・激励。
- 神戸の「地元市民(NGO)救援連絡会議」にバイク3台(ホンダ提供)と携帯電話3台(1%クラブ提供)を
ヘリコプター(パイオニア提供)で空輸した。
- 救援物資を「小分け」してくれるボランティアを企業人にも呼びかけることを検討中。
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