1月23日(月) No. 2
21日、京セラ提供のヘリコプターで神戸入りした田代1%クラブ事務局次長からの報告。
- 状況
- 神戸市内では、経団連会員企業の社屋にも傾倒、中折れ、ヒビ割れ、
ビル全体のズレなどが多数見られ、歩行にも危険が伴う。
- 電気はほぼ回復しつつある。水道・ガスは未だ見通しが立たない。
飲料水・食料は行き渡ってきたが、生活用水(トイレの水洗・風呂)は全くダメ。
- 神戸市役所1・2階にも避難者が布団をもちこんで宿泊、足の踏み場もない状況。
ただ全般的には被災者は落ち着きをとり戻した。
- 被災者の一時退避について
- 仮設住宅の準備が進められているが、被災者を30万収容するには不足するだろう。
近隣の企業所有の体育館などを一時的に開放してもらえないか可能性を検討中。
行政と関西経済界との協議が必要。
- 必要物資
- 紙オムツのSサイズ、女性用下着、単3乾電池、ラジオ、ポリタンク、
懐中電灯などが不足している(被災地周辺から姿を消した)。
- 基本的な生活物資(飲料水・食料)はそろいだした。
- ボランティア
- 基本生活物資の配付については、各市役所がボランティア受付窓口を設け、活動中。
行政に一本化した方が効率的と思われる。
- ボランティア団体は、大阪ボランティア協会を中心に「応援する市民の会」を結成。
まず西宮駅北口に拠点を開き、「よろず支援」を始めた。22日は、260名のボランティアが集まり
(1)アパート上階住まいの独居老人への飲料水の運入、(2)小学校の電話当番、(3)道案内、(4)安否確認、
(5)東灘区、芦屋市などへの小口物資の配達(17台のバイク)など多種多様の活動を行った。
今後、西へ西へと拠点を増やしていく予定。
- 神戸市内には、「地元市民〈NGO〉救援連絡会議」が設けられたが、
機械・通信手段の不足のため、まだ活動できていない。
- これら団体を支援する策を、1%クラブとして検討中。
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