経団連タイムス No.3068 (2012年1月1日)

2011年年末賞与・一時金大手企業業種別妥結結果(最終集計)

−165社平均80万2701円/前年年末比3.62%増


経団連は12月21日、2011年年末賞与・一時金の大手企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。

これによると、調査対象(21業種・大手企業248社)のうち、21業種206社(83.1%)で妥結しており、このうち平均額がわかっている19業種165社の全産業平均の妥結額は80万2701円(前年年末比プラス3.62%)となり、2年連続のプラス、3年ぶりの80万円台となった。

しかし、業種別にみると「紙・パルプ」(4.86%減)、「車輌」(5.10%減)、「私鉄」(4.33%減)でマイナスとなるなど、業種によって違いが出ている。

妥結額の分布をみると、「60万〜65万円未満」「70万〜75万円未満」(各18社、各13.2%)が最も多く、次に多い「80万〜85万円未満」(17社、12.5%)と合わせると上位3つの金額区分で4割弱(38.9%)に上っている。

増減率の分布は、「0.0〜2.0%未満」が約3割(37社、30.1%)で最も多く、次いで「10.0%以上」(34社、27.6%)が3割弱を占めた一方、前年年末比マイナスで妥結した企業も合計で約2割(25社、20.3%)に上るなど、ばらつきがみられる。

【労働政策本部】
Copyright © Keidanren