経団連は9日、2011年年末賞与・一時金の大手企業業種別妥結状況(加重平均)の第2回集計を発表した。
調査対象(21業種・大手248社)のうち、18業種139社(56.0%)で妥結しており、このうち平均額がわかっている15業種103社の平均妥結額は79万9411円(10年年末比プラス5.22%)となった。昨年の第2回集計(76万5341円、09年年末比プラス1.47%)と比べて額・率ともにアップした。
業種別にみると、製造業の平均妥結額は80万10円(前年年末比プラス6.08%)、非製造業の平均妥結額は79万5625円(同プラス0.05%)となっている。
妥結額の分布をみると、「70万〜75万円未満」(13社、18.1%)が最も多く、次いで「60万〜65万円未満」「75万〜80万円未満」「80万〜85万円未満」(各10社、各13.9%)が同数となっている。
増減率の分布は、「10.0%以上」が3割弱(21社、29.2%)と最も多い一方、「0.0%〜2.0%未満」(19社、26.4%)が2番目に多くなっているほか、前年年末比でマイナスとなっている企業も約2割(14社、19.5%)に上るなど、ばらつきがみられる。
今後は、12月中旬に最終集計を取りまとめる予定。