経団連は13日、2011年年末賞与・一時金大手企業業種別妥結状況(加重平均)の第1回集計を発表した。
調査対象(21業種・大手248社)のうち、17業種118社(47.6%)で妥結しており、このうち、平均額がわかっている13業種87社の平均妥結額は81万480円(10年年末比プラス4.77%)となった。昨年の第1回集計(77万6949円、09年年末比プラス3.76%)と比べて額・率ともにアップした。
業種別にみると、製造業の平均妥結額は80万9313円(前年年末比プラス5.59%)、非製造業の平均妥結額は81万8061円(同マイナス0.36%)となっている。
妥結額の分布をみると、「60万〜65万円未満」(10社、15.2%)、「75万〜80万円未満」(10社、15.2%)、「80万〜85万円未満」(10社、15.2%)が同数で最も多く、合わせると5割弱(45.6%)に及んでいる。
増減率の分布では、「10.0%以上」(19社、28.8%)が最も多くなっている一方、前年年末比でマイナスとなっている企業も約2割(13社、19.7%)に上っている。
今後は、11月中旬に第2回集計を発表し、12月中旬に最終集計を取りまとめる予定。