経団連タイムス No.3048 (2011年7月7日)

IFRS対応に関する説明会開催


経団連は6月30日、東京・大手町の経団連会館で「IFRS対応に関する説明会」を開催した。当日は、会員企業の実務担当者など約460名が参加した。

説明会の冒頭、IFRS導入準備タスクフォースの座長を務めた住友商事の島崎憲明特別顧問があいさつし、同タスクフォースは、金融庁、日本公認会計士協会、4大監査法人、東京証券取引所と企業(21社)とが一堂に会して議論を行う大変意義のある取り組みであり、世界各国からも大いに注目を集めていると語った。また、同説明会の開催に際し、タスクフォースの共同事務局である日本公認会計士協会およびオブザーバーに対して感謝の意を示した。

当日はタスクフォースに参加したメンバーから、会計実務者の目線からの疑問点や対応のポイント等を紹介。講師は同タスクフォースの幹事であり国際会計基準審議会(IASB)理事の鶯地隆継氏(住友商事)、山床眞一氏(新日本製鐵)、IFRS解釈指針委員会委員の湯浅一生氏(富士通)、高畑修一氏(三菱重工業)、友村真之氏(三菱電機)。

説明会では、2009年10月から11年6月の間に計15回開催された同タスクフォースで取り上げたIFRSの個々の基準のうち、企業におけるIFRS導入の検討にあたって特に関心が高いと思われる「初度適用」「固定資産」「無形資産」「収益認識」「金融商品」「連結会計」「従業員給付」「財務諸表の表示等」「外貨換算」の9つをテーマとして扱った。

(参考:IFRS導入準備タスクフォースのフィードバック資料
【経済基盤本部】
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