ニャシンベ大統領(右)と意見交換する土橋委員長 |
経団連の土橋昭夫サブサハラ地域委員長は9日、東京都内で、来日したトーゴ共和国のニャシンベ大統領を表敬訪問し、トーゴの開発戦略や投資環境整備の取り組み等について、意見交換を行った。ニャシンベ大統領の発言要旨は次のとおり。
トーゴ一国の市場規模は小さいが、西アフリカ諸国経済共同体に加盟しており、加盟国全体では、大きな市場を形成している。また、CFAフランという西アフリカ地域の共通通貨を採用している。
2008年に横浜で開催されたTICAD4(第4回アフリカ開発会議)の行動計画では、エネルギーや輸送の広域インフラを整備することがうたわれている。これは、西アフリカ地域の市場としての魅力を高めるうえで重要である。
また、西アフリカ地域全体で、ビジネス関係の法的枠組みならびに税制の共通化に取り組んでいる。周辺国も含めた一括りの経済地域としてとらえ、日本の民間投資を検討してほしい。