経団連は5月27日、2011年春季労使交渉の中小企業業種別回答状況(加重平均)の第2回集計を発表した。
それによると、調査対象(17業種、原則として従業員数500人未満の中小企業742社)のうち219社(29.5%)で回答(了承・妥結を含む)が示され、このうち平均額がわかっている218社の総平均は4422円、賃上げ率1.67%で、昨年の第2回集計結果(10年5月21日発表、243社、3808円、1.50%)と比べると、金額で614円、率で0.17ポイントのプラスとなった。
業種別にみると、製造業161社の平均は4767円、賃上げ率1.77%(同166社、4156円、1.59%)、非製造業57社の平均は2944円、賃上げ率1.22%(同77社、3023円、1.26%)であった。
今後は、6月下旬に第3回集計、7月下旬に最終集計を取りまとめる予定。