日本経団連は18日、2011年夏季賞与・一時金の大手企業業種別妥結状況(加重平均)の第1回集計を発表した。
それによると、調査対象(21業種249社)のうち、18業種101社(40.6%)で妥結しており、このうち平均額がわかっている16業種60社の総平均額は80万9604円(前年夏季比プラス4.17%)となり、額・率ともに2年連続のプラスとなった。
業種別にみると、製造業の平均額は81万8853円(前年夏季比プラス5.44%)、非製造業の平均額は77万5208円(同マイナス0.55%)となっている。
妥結額の分布をみると、「70万〜75万円未満」「75万〜80万円未満」「80万〜85万円未満」(いずれも13.7%)が最も多く、次いで、「65万〜70万円未満」(11.8%)が多くなっている。
増減率(前年夏季比)の分布で最も多いのは「10.0%以上」で、全体の4分の1(25.5%)を占めている一方、前年夏季比でマイナスの企業を合算すると3割弱(27.5%)あった。
今後は、6月下旬に第2回集計、7月下旬に最終集計を取りまとめる予定。