日本経団連タイムス No.3041 (2011年5月19日)

「日本経団連グリーンフォーラム」第6期が開講

−関島・大久保両アドバイザーが激励


開講式であいさつする関島アドバイザー(右)
と大久保アドバイザー

日本経団連事業サービス(米倉弘昌会長)は、企業の次世代リーダーの育成を目指す「日本経団連グリーンフォーラム」(チーフアドバイザー=大橋洋治副会長・全日本空輸会長)の第6期(2011年度)講座をスタート。10日に東京・大手町の経団連会館で開講式を行った。

開講式には、新メンバーとなる企業の部課長クラス21名のほか、アドバイザーの関島康雄氏(3Dラーニング・アソシエイツ代表)、大久保幸夫氏(リクルートワークス研究所所長)らが出席した。

開講あいさつで関島アドバイザーは、第1期からアドバイザーを務めている自身の経験から「同じ研修を受けても、成長する人とそうでない人がいる」と指摘。「チャンスは自分でつかむしかない。この機会を活かすという真剣な気持ちで取り組んでほしい」と述べ、主体的に学ぶことの大切さを強調した。続いてあいさつした大久保アドバイザーは、1年間の研修への参加を通じて身につけてほしい行動習慣として、(1)決まった時間に本を読む(2)一歩踏み込んで深く考える(3)自分の気持ちや考えを主張する――の3つを挙げ、こうした習慣を身につけることが、力を発揮するエンジンとなるとメンバーを激励した。

続いて、第5期の修了生である渡辺俊・プライムコンサルタント賃金・人事コンサルタントと西村一美全日本空輸CS推進室カスタマーサポート部主席部員が、「異業種の方々との交流を通じて、楽しい1年間を過ごすことができた。ぜひこの機会を活かして有意義な時間を過ごしてほしい」「講座を通して、講師や仲間から非常に多くのことを学んだ。学んだことを業務のなかで、繰り返し実践していくことが大事」などと第6期メンバーにアドバイスした。

その後、第6期メンバーが自己紹介し、今期グリーンフォーラムへの期待や意気込みを語った。

◇◇◇

日本経団連グリーンフォーラムは、次世代リーダーの育成を望む声に応え、2006年にスタート。「プロフェッショナルのコアスキルを学ぶ。」を総合テーマに、各界の第一線で活躍する実務家・専門家を講師に迎え、リーダーシップ、ロジカル・コミュニケーション、ビジネス・ネゴシエーション、プロジェクトマネジメントなどを座学とグループ討議、演習を通じて学ぶ年間プログラム。あわせて、異業種交流による人脈形成も目的とする。合宿講座を含め、来年3月まで実施する。

【日本経団連事業サービス】
Copyright © Nippon Keidanren