日本経団連は12月15日、2010年年末賞与・一時金大手企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。
これによると、調査対象(21業種250社)のうち81.2%に当たる203社で妥結しており、平均額がわかっている165社の平均妥結額は77万4654円(前年年末比プラス2.52%)で、3年ぶりのプラスとなった。
業種別にみると、製造業の平均妥結額は75万2870円(前年年末比プラス3.33%)、非製造業の平均妥結額は83万9092円(同プラス0.61%)となっている。
妥結額の分布をみると、「70万〜75万円未満」(22社、16.5%)が最も多く、次いで「60万〜65万円未満」(17社、12.8%)、「75万〜80万円未満」(15社、11.3%)の順となっている。
増減率の分布は、「プラス10.0%以上」となった企業が2割以上(25社、20.8%)を占める一方、前年年末比でマイナスとなった企業も4割弱(46社、38.3%)に上っている。