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ファン・バーレン団長(中央)ら欧州議会 議員団一行と小林共同委員長(左から2人目) |
日本経団連の小林喜光ヨーロッパ地域委員会共同委員長は4日、東京・大手町の経団連会館でファン・バーレン議員を団長とする欧州議会対日交流議員団一行と懇談した。ファン・バーレン議員の発言要旨は次のとおり。
日本とEUは、自由、民主主義といった基本的な価値観を共有するなど多くの共通点があり、米国を含めた三者で緊密に協力することが重要である。例えば、規格・基準を三者で統一し、それを第三国に広めていく必要がある。
日本企業はすでに自動車、鉄道車両等で欧州市場へ参入しており、同程度にEU企業が日本市場に参入できるよう、日本は製品の仕様・基準などを透明かつオープンにすべきである。日本の非関税障壁については、近く欧州ビジネス協会(EBC)が年次報告を公表する。経済界からも市場開放を日本政府に働きかけてもらいたい。われわれも欧州委員会や加盟国に働きかける。
韓国とのFTAは比較的短期間で締結に至ることができた。日本とも短期間で調整を進めたいと考えており、問題に直面した場合には、相互に具体的な情報を提供し合うようにしたい。
環境技術等における日本企業の能力を高く評価しており、日欧企業間の協力を促進する必要がある。世界的に化石燃料から風力、太陽光などの再生可能エネルギー、クリーン・エネルギーへの転換を進める必要があるが、過渡期においては原子力の果たす役割が大きいと考えられる。そこで、各国で稼働する原子炉の安全性確保のために日欧はじめ各国が協力する必要がある。また、よりクリーンな火力発電の推進でも協力することが重要である。