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新年祝賀パーティーであいさつする鳩山首相 |
日本経団連(御手洗冨士夫会長)、日本・東京商工会議所(岡村正会頭)、経済同友会(桜井正光代表幹事)の経済3団体は5日、都内のホテルで「2010年新年祝賀パーティー」を開催した。当日は、各団体の会員企業代表者や政界の要人など約1650人が出席し、賀詞を交換した。
冒頭、幹事団体である経済同友会の桜井代表幹事があいさつし、企業・国民・政府が、自主・自立・自己責任のもとにそれぞれ取り組みを進めることを強調した。
続いて、来賓として出席した鳩山由紀夫総理大臣が、現下の厳しい経済環境に言及したうえで、「わが国を瑳�蓿繙就�粮㏍芍��轣蛹≒鳫�笏蜿遐�竚癈鷭∂焜聨纃瘟赧漓�籬�㏍聽轣蛹就袈外飢乙涯妓害贋⊂桿轣蛹Γ蔚飴頏阡繝�籟鹿畩の波のなかに戻すことができるよう、一緒に考えながら未来を切り拓いていきたい」と呼びかけた。また、緊急雇用対策に加えて事業費24兆円の『明日釈�蓿繙就�粮㏍芍��轣蛹≒鳫�笏蜿遐�竚癈鷭∂焜聨纃瘟赧漓�籬�㏍聽轣蛹就眼狂芦激医軍係狂梓違恐宛卦⊂桿轣蛹Γ蔚飴頏阡繝�籟鹿畩のための緊急経済対策』を策定したことに触れ、「国民の皆さまの活力を生み出すための日本の政治のありようを、われわれも模索していく」「健康長寿を謳歌する国づくりを進め、国民の生命を最優先に据える」との決意を示した。
鳩山総理はあいさつの後、参加者らと歓談した。
パーティーの後、3団体長は共同記者会見に臨み、景気の見通し、デフレ脱却のために求められる対策などについて、それぞれ見解を述べた。会見での御手洗会長の発言概要は次のとおり。
個人消費は、経済対策の効果が期待されるものの、雇用情勢、所得環境が厳しいことから、力強さが見られない。設備投資は、企業業績の悪化や設備の過剰感が強いなかでは、慎重にならざるを得ない。公共投資も削減されている。デフレも当面続くと思われ、景気浮揚のきっかけに乏しい。こうしたことから、上半期は厳しさが残るだろう。
下半期は、世界各国の経済回復に伴い輸出、生産の伸びが期待される。また、子ども手当など家計を直接支援する政策の効果も出てくる。したがって、日本経済は緩やかに回復に向かうだろう。
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企業としては、雇用の維持・安定に努めるとともに、新規事業・製品を開拓することで雇用の拡大を目指したい。
2010年は活力あふれる年としたい。漢字一文字でいうと「活」である。日本中の活力を総動員することができれば、今年は明るい年になる。