日本経団連タイムス No.2956 (2009年6月25日)

110社平均5758円

−09年春季労使交渉・大手企業業種別妥結結果(最終集計)/アップ率は1.81%に


日本経団連は19日、「2009年春季労使交渉・大手企業業種別妥結結果」(最終集計)を発表した。調査対象である主要21業種253社(東証一部上場、従業員500人以上が原則)の79.8%に当たる202社で回答・妥結しており、このうち平均額がわかっている110社の平均額は5758円、アップ率は1.81%となった。今回の集計結果を、昨年の最終集計結果(08年6月13日発表、119社、6271円、1.95%)と比べると、総平均額・アップ率ともに減少した。

製造業・非製造業別にみると、製造業102社の平均額は5693円、アップ率は1.80%で、昨年の最終集計結果(111社6194円、1.94%)と比べると、金額で501円、率で0.14ポイントのマイナス。一方、非製造業8社の平均額は6139円、アップ率は1.84%で、昨年の最終集計結果(8社6715円、2.00%)と比べると、金額で576円、率は0.16ポイントのマイナスとなった。

妥結額の分布をみると、「5000〜5500円未満」(17社、19.5%)が最も多く、次いで「4500〜5000円未満」(14社、16.1%)、「6000〜6500円未満」(13社、14.9%)の順となっている。

アップ率の分布で最も多いのは「1.90〜2.00%未満」(14社、16.1%)で、以下、「1.60〜1.70%未満」(13社、14.9%)、「1.70〜1.80%未満」(10社、11.5%)が続いている。

【労働政策本部】
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