日本経団連は21日、2009年春季労使交渉の大手企業業種別回答状況(加重平均)の第2回集計を発表した。
それによると、調査対象(21業種253社)の7割近い175社(69.2%)で回答(了承・妥結を含む)が示され、このうち平均額がわかっている66社の総平均額は5798円、アップ率は1.76%であることが明らかとなった。
業種別では、製造業59社の総平均額は5692円、アップ率は1.74%、非製造業7社の総平均額は6131円、アップ率は1.84%であった。
回答・妥結額の分布をみると、「5000〜5500円未満」(13社、23.6%)が最も多く、次いで「4500〜5000円未満」(9社、16.4%)、「5500〜6000円未満」(8社、14.5%)が続いている。アップ率の分布で最も多いのは「1.60〜1.70%未満」(10社、18.2%)で、次いで「1.90〜2.00%未満」(8社、14.5%)、「2.20%以上」(7社、12.7%)の順となっている。
同集計は今後、6月上旬に最終集計を取りまとめる予定。