経済広報センター(御手洗冨士夫会長)は、このほど、小中学校の先生を対象とした副読本『食育授業サポートブック』(A4判、100頁)を刊行した。
同センターでは、これまでもエネルギー・環境教育、金融教育、流通・貿易教育を実施し、次代を担う子どもたちに日本の経済界への理解を深めてもらう活動を展開している。今回のサポートブック発刊もその一環。
同センターは、企業や業界団体の食育への取り組みについてアンケート調査を実施。同書は、そのアンケート調査の中から学校教育で活用可能なキッコーマンやサントリー、ニチレイなど33社・団体のプログラムを紹介している。出張授業、見学会、料理教室などの内容別、活用できる地域別の索引があり、教育現場で使いやすいように工夫されている。
また、日本経団連の食料と農業の問題についての考え方、全国子どもファーム・ネット推進協議会や全国農業協同組合中央会が実施している「子どもファーム・ネット」などを紹介している。
発行部数は5000部。全国の小中学校や同センターと協力関係にある小中学校の教員、団体などにチラシで案内し、教育関係者の場合、希望者に無料で配布する。
同書に関する問い合わせは経済広報センター(電話03‐3201‐1412)まで。