日本経団連は23日、「2008年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果(加重平均)」(最終集計) <PDF> を発表した。それによると、調査対象(従業員500人未満、17業種761社)の77.7%に当たる591社で妥結しており、このうち平均額がわかっている578社の妥結額平均は4184円、アップ率1.66%であることがわかった。前年の最終集計結果680社、4149円、1.64%)と比べて、金額で35円、率で0.02ポイントのプラスとなっており、金額・アップ率ともに6年連続で前年を上回っているが、昨年との比較では微増にとどまっている。
製造業・非製造業別にみると、製造業395社の妥結額平均は4611円、アップ率1.78%となり、前年の最終集計結果(470社、4500円、1.73%)と比べると、金額で111円、率で0.05ポイントのプラス。一方、非製造業183社の妥結額平均は3254円、アップ率1.37%となり、前年の最終集計結果(210社、3368円、1.40%)と比べると、金額で114円、率で0.03ポイントのマイナスとなっている。
規模別では、「300人以上」(107社)は4426円、1.71%、「100〜300人未満」(278社)は4052円、1.63%、「100人未満」(193社)は3723円、1.58%となっており、規模の大きい方が額・率ともに高いという結果となった。