日本経団連が22日に発表した「2008年夏季賞与・一時金大手企業妥結結果(加重平均)」(最終集計) <PDF> によると、調査対象(従業員500人以上、21業種263社)の77.2%に当たる203社が妥結しており、このうち、平均額がわかっている173社の妥結額平均は90万9519円、前年夏季比マイナス0.08%であることが明らかとなった。今回の集計結果は、額について最終集計として昨年に続き90万円台となったものの、額・率ともに02年以来のマイナスであった。
製造業・非製造業別にみると、製造業144社の妥結額平均は93万2782円、前年夏季比0.20%で、6年連続で過去最高額を更新。一方、非製造業29社の妥結額平均は84万98円、前年夏季比マイナス1.51%であった。
妥結額の分布をみると、「90万円以上」(31社、20.5%)が最も多く、次いで、「75万円〜80万円未満」(24社、15.9%)が多くなっている。また、「40万円未満」(1社、0.7%)および「40万円〜45万円未満」(0社、0.0%)の分布が著しく少ない状況にある。
アップ率の分布で最も多いのは、「0.0〜2.0%未満」(32社、21.9%)で、以下「マイナス2.0〜0.0%未満」(23社、15.8%)、「2.0〜4.0%未満」(21社、14.4%)となっている。
全体ではプラスで妥結した企業の割合(61.0%)が多いものの、その割合は前年夏季(70.5%)と比べて減少している(マイナス9.5%)。