日本経団連は14日、来日した賈慶林・中国人民政治協商会議全国委員会主席一行を東京・大手町の経団連会館に招いて歓迎昼食会を開催した。
賈慶林主席一行は、日本で初めて開催された世界華商大会に参加するとともに、日中関係のさらなる改善を図るために来日したもの。
歓迎昼食会の冒頭、御手洗冨士夫日本経団連会長が歓迎の辞を述べたのに引き続き賈慶林主席があいさつし、日中関係に対して日本経団連が果たしてきた役割を高く評価すると述べた。
昼食後の懇談では、日本経団連側から環境ビジネスについて実際の経験に即した発言があった。これに対して、国家発展改革委員会の解振華副主任が事例に基づいて中国政府の環境問題への取り組みについて紹介した。
政治局常務委員クラスの中国の国家指導者が日本経団連を訪れたのは、1998年11月の江沢民国家主席(当時)以来。
日中双方の出席者は終始なごやかな雰囲気の中で懇談した。