日本経団連タイムス No.2868 (2007年7月19日)

春季労使交渉・中小妥結結果最終集計

−680社平均4149円、1.64%


日本経団連は18日、「2007年春季労使交渉・中小企業妥結結果(加重平均)」(最終集計) <PDF> を発表した。それによると、調査対象(従業員500人未満、17業種765社)の89.2%に当たる682社で妥結しており、このうち平均額がわかっている680社の妥結額平均は4149円、アップ率1.64%であることがわかった。前年の最終集計結果(655社、3901円、1.54%)と比べて、金額で248円、率で0.10ポイントのプラスとなっており、金額・アップ率ともに5年連続で前年を上回るとともに、6年ぶりに最終集計結果が4千円台となっているが、昨年との比較では微増にとどまっている。

製造業・非製造業別にみると、製造業470社の妥結額平均は4500円、アップ率1.73%となり、前年の最終集計結果(454社、4233円、1.64%)と比べると、金額で267円、率で0.09ポイントのプラス。一方、非製造業210社の妥結額平均は3368円、アップ率1.40%となり、前年の最終妥結結果(201社、3198円、1.33%)と比べると、金額で170円、率で0.07ポイントのプラスとなっている。

規模別では、「300人以上」(129社)は4410円、1.70%、「100〜300人未満」(326社)は3998円、1.59%、「100人未満」(225社)は3680円、1.54%となっており、規模の大きい方が額・率ともに高いという結果となった。

【労政第一本部労政担当】
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