日本経団連タイムス No.2867 (2007年7月12日)

御手洗会長記者会見


日本経団連の御手洗冨士夫会長は9日、東京・大手町の経団連会館で会長・副会長会議後に記者会見を行った。

会見の冒頭、御手洗会長は、同日開催の会長・副会長会議で、三菱重工業の佃和夫社長と野村ホールディングスの氏家純一会長を、7月31日の臨時総会において、副会長に推挙することが決まったと述べた。

29日に投票が行われる参議院選挙については、政策論争の選挙戦であってほしいとの期待を表明するとともに、日本経団連が提示している優先政策事項が、参院選でどう取り上げられるか、注意深く見守りたいとの意向を示した。

一方、年金記録問題については、国民の年金に関する不安を払拭するために、オールジャパンで取り組んでいく必要があると指摘。日本経団連としても引き続き、全力で協力していくとの考えを示した。

また、先週の日銀短観の発表を受けて、今後の金融政策運営のあり方について問われた御手洗会長は、景気回復は順調に続いているものの、足元ではややスピードダウンしているとの見方を示した上で、内外金利差の問題もあり、日銀にはいろいろなファクターを総合的に判断して、金融政策運営に当たってほしいと語った。

【広報担当】
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