日本経団連タイムス No.2862 (2007年6月7日)

春季労使交渉・大手最終結果

−114社平均、6202円/アップ率は1.90%に


日本経団連は6日、「2007年春季労使交渉・大手企業業種別妥結結果(加重平均)」(最終集計) <PDF> を発表した。これによると、調査対象269社(従業員500人以上、21業種)の86.6%に当たる233社で回答・妥結しており、このうち平均額がわかっている114社の平均額は6202円、アップ率は1.90%であることが明らかとなった。今回の集計結果を、昨年の最終集計結果(06年6月7日発表、128社5813円、1.76%)と比べると、金額で389円の増加、率で0.14ポイントのプラス。最終集計の総平均としては、01年以来6年ぶりの6千円台、1.9%台となった。

製造業・非製造業別にみると、製造業105社の平均額は6098円、アップ率は1.88%で、昨年の最終集計結果(113社5951円、1.81%)と比べると、金額で147円の増加、率で0.07ポイントのプラス。

一方、非製造業9社の平均額は6747円、アップ率は2.00%で、昨年の最終集計結果(15社5367円、1.59%)と比べると、金額で1380円の増加、率で0.41ポイントのプラスとなった。

妥結額の分布をみると、「5000〜5500円未満」(20社、19.6%)が最も多く、次いで、「5500〜6000円未満」と「6000〜6500円未満」(ともに16社、15.7%)、「3500〜4000円未満」(11社、10.8%)の順となっている。

アップ率の分布で最も多いのは「1.70〜1.80未満」と「2.20%以上」(ともに14社、13.7%)で、以下、「1.90〜2.00%未満」(12社、11.8%)、「1.20%未満」「1.80〜1.90%未満」(ともに11社、10.8%)が続いている。

【労政第一本部労政担当】
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