日本経団連タイムス No.2822 (2006年7月20日)

06年夏季賞与・一時金大手最終集計

−196社妥結額平均、88万3695円、前年夏季比は2.86%


日本経団連が20日に発表した「2006年夏季賞与・一時金大手企業妥結結果(加重平均)」(最終集計)<PDF>によると、調査対象(従業員500人以上、22業種288社)の85.1%に当たる245社が妥結しており、このうち、平均額がわかっている196社の妥結額平均は88万3695円、前年夏季比2.86%であることが明らかとなった。今回の集計結果を前年夏季の最終集計結果(203社、85万9097円)と比べると2万4598円増となっており、金額は3年連続して過去最高を更新した。

製造業・非製造業別にみると、製造業159社の妥結額平均は90万2495円、前年夏季比4.35%で、前年夏季の最終集計結果(86万4834円)を3万7661円上回っており、4年連続で過去最高額を更新。一方、非製造業37社の妥結額平均は84万1410円、前年夏季比マイナス0.46%で、前年夏季の最終集計結果(84万5328円)と比べると3918円減ではあるものの、水準としては過去3番目となっている。

妥結額の分布をみると、「90万円以上」(32社、18.2%)が最も多く、次いで、「65万円〜70万円未満」(29社、16.5%)、「70万円〜75万円未満」(22社、12.5%)の順となっているほか、「40万円未満」での妥結はなかった。
アップ率の分布で最も多いのは、「0.0〜2.0%未満」(35社、20.2%)で、以下「10.0%以上」(34社、19.7%)、「2.0〜4.0%未満」(20社、11.6%)となっており、前年夏季比プラスで妥結した企業が多くみられる一方、前年夏季と比べてマイナスで妥結した企業も47社、27.2%あった。

【労政第一本部労政担当】
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