日本経団連は20日、2005年春季労使交渉の中小企業妥結結果(加重平均)<PDF>の最終集計を発表した。それによると、調査対象737社(従業員500人未満、17業種)のうち、集計可能な612社の妥結額平均は3743円、アップ率は1.47%であることがわかった。今回の最終集計結果を、昨年の最終集計結果(567社、3576円、1.41%)と比べると、額で167円増、率で0.06ポイントのプラスで、額・率ともにほぼ横ばいという結果となった。
製造業・非製造業別では、製造業434社の妥結額平均は4012円、アップ率1.55%で、4年振りの4000円台となり、昨年の最終実績(401社、3916円、1.51%)と比べると、額で96円増、率で0.04ポイントのプラス。
一方、非製造業178社の妥結額平均は3068円、アップ率は1.27%で、こちらは4年振りの3000円台。昨年の最終実績(166社、2577円、1.08%)と比べると、額で491円増、率で0.19ポイントのプラスとなった。
規模別にみると、「100人未満」が227社の平均で3187円、1.32%(昨年の最終実績比208円増、プラス0.09ポイント)、「100〜300人未満」が265社の平均で3485円、1.38%(同66円増、プラス0.02ポイント)、「300人以上」が120社の平均で4091円、1.58%(同259円増、プラス0.10ポイント)という結果となった。