日本経団連が20日に発表した2005年夏季賞与・一時金の大手企業妥結結果(加重平均)<PDF>の最終集計によると、調査対象288社(従業員500人以上、22業種)の86.1%に当たる248社が妥結しており、このうち平均額がわかっている203社の妥結額平均は85万9097円、前年夏季比3.63%であることが明らかとなった。今回の集計結果を、昨年夏季の最終集計結果(208社82万9030円)と比べると、3万67円増となり、3年連続して80万円台という結果となった。
製造業・非製造業別にみると、製造業166社の妥結額平均は86万4834円で、昨年の夏季最終実績(169社、82万3654円)と比べると、額で4万1180円増、アップ率は5.00%となった。一方、非製造業37社の妥結額平均は84万5328円で、昨年の夏季最終実績(39社、84万1350円)と比べると、額で3978円増、アップ率は0.47%となった。妥結額の分布をみると、「65万円〜70万円未満」(29社、15.8%)が最も多く、次いで、「90万円以上」(24社、13.0%)、「75万円〜80万円未満」(22社、12.0%)、「70万円〜75万円未満」(20社、10.9%)の順となっている。また、昨年夏季の同一企業実績と比較したアップ率の分布で最も多いのは「10.0%以上」(39社、21.5%)で、以下「0.0〜2.0%未満」(36社、19.9%)、「2.0〜4.0%未満」(23社、12.7%)が続いている。