日本経団連タイムス No.2770 (2005年6月9日)

春季労使交渉・大手最終集計

−141社平均は5504円、1.67%


ほぼ横ばいで推移

日本経団連は8日、「2005年春季労使交渉・大手企業業種別妥結結果(最終集計)」<PDF>を発表した。これによると、調査対象288社(従業員500人以上、22業種)の87.5%に当たる252社で妥結しており、このうち平均額がわかっている141社の妥結額平均は5504円、アップ率は1.67%であることが明らかとなった。今回の集計結果を、昨年の最終集計結果(2004年6月3日、5378円、1.64%)と比べると、金額は126円の増加、率は0.03ポイントのプラスとなっており、妥結額平均は4年連続の5000円台、アップ率も3年連続の1.6%台となるなど、ほぼ横ばいで推移している結果となった。

製造業・非製造業別にみると、製造業127社の妥結額平均は5649円、アップ率は1.73%で、昨年の最終集計結果(5526円、1.71%)と比べると、金額で123円の増加、率で0.02ポイントのプラス。一方、非製造業14社の妥結額平均は5007円、アップ率は1.47%で、昨年の最終集計結果(4917円、1.44%)と比べると、金額で90円の増加、率で0.03ポイントのプラスとなっている。

妥結額の分布をみると、「5000〜5500円未満」(22社、17.2%)が最も多く、次いで、「3500〜4000円未満」と「6000〜6500円未満」(ともに21社、16.4%)、「4500〜5000円未満」(18社、14.1%)の順となっている。

アップ率の分布では、「1.20%未満」(21社、16.4%)が最も多く、以下、「1.50〜1.60%未満」(19社、14.8%)、「1.70〜1.80%未満」と「2.00〜2.10%未満」(ともに14社、10.9%)が続いている。

【労働政策本部労政・企画担当】
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