日本経団連タイムス No.2762 (2005年4月7日)

春季労使交渉、大手の約6割で回答

−86社平均5206円、1.60%に


日本経団連は6日、2005年春季労使交渉の大手企業回答状況(加重平均)の第2回集計<PDF>を発表した。

それによると、調査対象(22業種、大手288社)の約6割にあたる185社で回答(了承・妥結を含む)が示され、そのうち平均額がわかっている86社の回答額平均は5206円、アップ率1.60%であることが明らかとなった。これは、同一企業の昨年実績(5115円、1.57%)と比べると、金額で91円、率で0.03ポイントのプラス。

製造業・非製造業別にみると、製造業75社の回答額平均は5342円、アップ率は1.67%で、昨年実績(5218円、1.63%)と比べると、金額で124円、率で0.04ポイントのプラス。一方、非製造業11社の回答額平均は4932円、アップ率は1.46%で、昨年実績(4911円、1.45%)と比べると、金額で21円、率で0.01ポイントのプラスという結果となった。

回答・妥結額の分布をみると、「3500〜4000円未満」が19社(22.1%)で最も多く、次いで、「5000〜5500円未満」(14社、16.3%)、「6000〜6500円未満」(13社、15.1%)の順となっている。

また、アップ率の分布は、「1.20%未満」が18社(20.9%)で最も多く、「1.90〜2.00%未満」が10社(11.6%)、「2.00〜2.10%未満」と「1.80〜1.90%未満」がともに9社(10.5%)で続いている。

【労働政策本部労政・企画担当】
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