日本経団連タイムス No.2747 (2004年11月25日)

第59回全労委連絡協議会総会開催

−公労使が3議題を審議/永年勤続使用者委員を表彰


第59回全国労働委員会連絡協議会総会が11、12の両日、都内で開かれ、全国から地方労働委員会、中央労働委員会の委員らが出席した。

同総会に先立ち、前日の10日には日本経団連や地方経営者協会等推薦の使用者委員の打ち合わせが行われ、藤田弘道・日本経団連労働法規委員長のあいさつに続き、永年勤続使用者委員に対する感謝状と記念品が贈呈された。その後、同総会における使用者委員副議長を決定し、同総会議題に対する発表要旨の説明および討議を行った。続いて、第5回全国労働委員会使用者委員連絡会議総会を開催し、事務局が活動の経過や今後の活動方針について報告した。

11日の全国労働委員会連絡協議会総会は、山口浩一郎全労委協議会会長(中労委会長)、戸苅利和厚生労働省事務次官があいさつした後、運営委員長報告や事務局長報告、永年勤続委員の表彰が行われた。その後、三つの議題について公労使による審議を12日まで行った。また、新潟地労委が、新潟県中越地震の状況報告と全国からの援助に対する感謝を述べた上で、さらなる支援を要請した。

2日間にわたって討議を行った議題および使用者委員の意見発表者と場内発言者、使用者委員副議長、永年勤続使用者委員は次のとおり(敬称略)。

議題意見発表者・場内発言者使用者委員副議長
「審査の迅速化と当事者による事件の背景事情の立証について」末吉捷一(神奈川)、三宅一佑(岡山)野口芳男(茨城)
「労働組合法改正と今後の不当労働行為審査制度の運営について」杉山幸一(中労委)、今田紀則(徳島)、菊地武夫(福島)野口芳男(茨城)
「不当労働行為事件の和解についての取組について」石崎泰二(兵庫)、犬塚敏彦(愛知)、鶴田徹(佐賀)宮崎宏(富山)

【永年勤続使用者委員】

<15年>
野口芳男(茨城)、山田栄二(新潟)、岩合武良(高知)
<10年>
小家正幸(北海道)、高愛子(北海道)、高木厚保(福島)、泰次雄(群馬)、水谷正昭(群馬)、浦瀬信隆(福井)、谷本榮子(大阪)、松本秀正(高知)、後藤誠(大分)、島袋用康(沖縄)
【労働政策本部労働法制担当】
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