経営タイムス No.2718 (2004年4月15日)
日本経団連(奥田碩会長)は12日、東京・大手町の経団連会館で会長・副会長会議を開き、会長と副会長の候補者を内定したと発表した。会長は奥田碩・トヨタ自動車会長が引き続き務め、副会長は15名のうち3名が退任、3名が新たに選任される予定。奥田会長は会長・副会長会議後に行われた記者会見で、今回の副会長人事について、「(新副会長候補者は)3人とも積極的に発言される方々で、国際的な経験も豊か」と述べ、副会長に適任であると語った。
新副会長に内定したのは、米倉弘昌・住友化学工業社長、草刈隆郎・日本郵船会長、勝俣恒久・東京電力社長の3氏。日本経団連において、米倉氏はヨーロッパ地域委員会共同委員長、草刈氏は行政改革推進委員会共同委員長と中小企業委員長、勝俣氏は評議員会の副議長と金融制度委員長を、現在務めている。
一方、5月の定時総会で副会長を退任するのは槙原稔・三菱商事取締役相談役、香西昭夫・住友化学工業会長、樋口公啓・東京海上火災保険相談役の3氏。
正式には、5月27日の定時総会で選任され、発足3年目となる日本経団連の新体制が決定する。
日本経済団体連合会 会長・副会長(案)
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
* 新任候補者、5月27日選任予定、敬称略 |