経団連くりっぷ No.168 (2002年4月11日)
海外からの来訪者
3月5日(火)
- 来訪者
- カルビー イエメン共和国外相
- 経団連側応接者
- 藤原常務理事 ほか
- 発言要旨
- イエメンはアラビア半島の南部を占め、紅海と東アフリカ諸国の入口に当たる戦略的に重要な位置にある。
- アデン港の自由貿易ゾーンではシンガポール港湾公社と共同でコンテナ・ターミナルを運用しており、コンテナ取扱量は過去2年間で1,000%増加した。
- イエメンはGCC(湾岸協力会議)の準加盟国であり、将来の正式加盟を目指している。
- サウジ原油を陸路パイプラインでイエメン南岸に運び、輸出する計画がある。原油・天然ガスや鉱物資源は豊富であり、こうした開発で日本企業の参入を歓迎する。
3月6日(水)
- 来訪者
- ヨッシ・ガル イスラエル外務省経済部審議官
- 経団連側応接者
- 和田事務総長 ほか
- 発言要旨
- 中東和平は交渉による解決しか途はない。交渉のテーブルに着かせるため、あらゆる努力をする。
- 20億ドル規模に拡大した両国の経済関係を、ITやハイテク分野での協力をテコに一層強化していきたい。
- 5月下旬に「日本・イスラエルITジョイントベンチャーイベント2002」を経団連で開催する。イスラエルの先端IT企業を日本に呼び、プレゼンテーションや商談会を行う予定であり、多数くの日本企業に参加してもらいたい。
3月26日(火)
- 来訪者
- 胡徳平 中国共産党中央統一戦線工作部副部長
謝伯陽 全国工商業連合会副主席 他
- 経団連側応接者
- [email protected]&F10Q0wD9!"
藤原常務理事、渡邊特別顧問 ほか
- 会談要旨
- 中国でも私営企業家が活躍するようになった。省の工商業連合会会長はこれまで党や政府の指導者が兼任してきたが、近く3つの省で実力のある私営企業家が会長に就任することになった(省の政治協商会議の副主席にも就任)。
- 中国のWTO加盟に伴い、貿易の拡大が期待できる。これに伴い摩擦や紛争も生じるであろう。紛争処理はただちに国際仲裁機関に委ねるのではなく、全国工商連が問題解決に向けてお手伝いしたいと考えている。
くりっぷ No.168 目次/日本語のホームページへ