経団連くりっぷ No.90 (1998年11月26日)
海外からの来訪者
11月4日
- 来訪者
- トゥーハ ブラジル農務大臣、ヘイス駐日ブラジル大使 他
- 経団連側応接者
- 室伏日本ブラジル経済委員長
- ポイント
- トゥーハ大臣は、アグリビジネス、特に大豆の生産・流通、果樹裁培等のプロジェクトの面で日本との協力関係を強化したいとの期待を表明した。これに対し室伏委員長は、21世紀にブラジルが食糧供給国として大きな役割を果たすであろうことを認識しており、日本側としても協力していきたいと述べた。
11月9日
- 来訪者
- ジェームス・D・ウォルフェンソン世界銀行総裁
- 経団連側応接者
- 今井会長、香西国際協力委員会共同委員長、藤原常務理事 他
- ポイント
- 経団連・世界銀行パートナーシップについて:
世界銀行にとって経団連とのパートナーシップは大きな柱である。ヴェトナムにおいて水力発電BOTプロジェクトのケーススタディが経団連・世界銀行の共同イニシアチブによって推進されていることを喜ばしく思う。
- アジア経済危機について:
アジア諸国は資金の注入によって流動性を回復しつつある。しかし重要なことは実体経済の活性化であり、資金を有効に活用し有効需要を拡大、経済成長を達成していく必要がある。こうした観点から、世界銀行では投資の阻害要因となる政府規制の緩和、市場拡大を妨げている貧困の撲滅に力を入れている。
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