経団連くりっぷ No.48 (1997年 1月23日)

社会貢献活動は着実に定着

企業の社会貢献活動実績(95年度)調査結果を発表


 経団連は、会員企業約1,000社を対象に毎年実施している「企業の社会貢献活動実績調査」の95年度の調査結果を公表した。寄付金など95年度の社会貢献活動支出額は、1社平均で3億9,600万円となり、前年度に比べ 3.8%増加している。また、社会貢献活動支出額が売上高に占める割合は平均で0.16%、対経常利益比は2.36%、対税引前利益比は3.30%であった。

 寄付の対象を分野別に見ると、95年度は、学術・研究が17.0%でトップである。続いて、教育(11.6%)、地域社会の活動(11.5%)などの支出比率が高い。

 さらに、社会貢献活動推進のために各企業で95年度に新規に導入された制度としては、ボランティア休暇・休職制度、マッチング・ギフト制度などがあり、21社で27件の導入件数となっている。

 景気回復の遅れにもかかわらず、企業の社会貢献活動は着実に根づきつつある。

社会貢献活動に対する寄付金の分野別支出比率(単純平均)


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