5月8日/1%クラブ世話人会(会長 伊藤助成氏)
1%クラブでは、5月8日に世話人会を開催し、日本貿易会が設立した特定非営利活動法人国際社会貢献センターの活動につき、池上久雄理事長、宮内雄史事務局長から説明をきいた。引き続き日本経団連の新ビジョン『活力と魅力溢れる日本をめざして』で掲げられた、自立した個人が意欲と能力を持って「公」を担っていく社会を実現するために、企業ができることについて懇談し、本年度の1%クラブの活動計画について意見交換した。
商社等を会員とする日本貿易会では、定款を改訂して社会貢献活動を事業に追加し、2000年4月に国際社会貢献センター(ABIC)を設置した。ABICは翌年5月に特定非営利活動法人(以下、NPO法人)となり、商社OBを中心とする海外経験豊富な人材が、国際ビジネスを通じて培ったノウハウ等を活用して国内外で社会貢献活動にあたっている。ABICは有料職業紹介資格も取得している。現在、約1,200名が登録しているが、その約9割が海外駐在経験を持ち、約5割が2ヵ国語以上の外国語を話すことができる。
その特徴を活かして、
1%クラブの法人会員数は現在273社で、年末チャリティ・フェスティバルの開催、年2回のニュース発行、NPO等からのイベント案内や支援呼びかけを掲載した情報の月1回のファックス配信等を行ってきている。これらの活動に加え、企業に勤める人々が現在1万以上設立されているNPO法人に対する理解を深め、参加や支援を通じて社会貢献しやすい環境をつくるため、『1%クラブNPOカレッジ(仮称)』の開設等を行うこととなった。