経済くりっぷ No.19 (2003年4月22日)

日本ASEAN交流年2003

お知らせコーナー

すでに300件を上回る交流年事業
−日本ASEAN交流年2003−〔その4〕



本交流年も3ヵ月余を経過し、記念事業の数は幅広い分野からの参画を得てすでに300件を越えました。4月はタイと日本が担当しておりますので、今回はタイに関連した事業を中心にご紹介します。

1.緊密な日・タイ関係

日・タイ両国は、14世紀の琉球王国を中継した貿易、続く朱印船貿易の時代から600年にわたる長い交流の歴史を持っています。両国は、現在に至るまで基本的に良好な関係を維持してきました。この交流年でも、4月と12月は、タイと日本が共同で担当することになっています。

2.タイ関連の交流年事業

4月1日にはタイとの交流実績のある原美術館でタイ・デザイン展が開催され、その記念レセプションには秋篠宮同妃両殿下がご臨席になられました。
一方、日本からは作曲家の神津善行氏が「六華仙」グループを率いて、日本、中国の伝統楽器と東南アジアの楽器の出逢いを求めて、1日〜15日まで、ミャンマー、タイ、ベトナムを訪問し、音楽の交流を行いました。また、タイ政府も、2月に、ASEAN各国と日本から、竹細工、織物、陶芸といった分野の専門家を招き、草の根交流事業を実施しました。また、5月には、タイにおいて日・ASEAN経済セミナーを開催し、経済連携を中心に議論を行うことを企画しています。

3.CGを用いた親善大使

4月下旬に、「日本ASEAN交流年2003」のポスターを発表します。このポスターは、コンピューター・グラフィックス(CG)を使った親善大使(女性)がメインにデザインされます。親善大使にはまだ名前がありません。外務省のホームページで名前を募集する予定ですので、奮ってご応募ください。

次回はブルネイ(5月担当国)の事業をご紹介します。

【本件お問い合わせ先】
「日本ASEAN交流年2003」実行委員会事務局
外務省文化交流部政策課(中江)
TEL 03-3580-3311(内線:2385)

* 日本経団連は関係経済団体の協力を得て経済交流分野連絡会を設立し、その事務局をつとめています。

《担当:国際経済本部》

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