お知らせコーナー
いよいよ「日本ASEAN交流年2003」が始まりました。今回は、最初の担当国である日本の1月の事業とASEAN側のトップバッターとして2月を担当するフィリピンの事業についてご紹介します。
1月には、日本とASEANにおいて合計36の記念事業が行われました。例えば、知的交流事業では、日本とASEANとの経済連携のあり方について議論した「日アセアン対話」、新たな日本とASEANのパートナーシップを考える「日本ASEANワークショップ・シンポジウム」が開催されました。経済関係では、日本経団連によるタイ、フィリピンへの対話ミッションの派遣、日本アセアンセンターの産業ミッションの受け入れとICT(情報通信技術)ワークショップの開催、日本貿易振興会によるIT関連展示会が行われました。文化面では、国際交流基金によるアジア現代美術展、福岡アジア美術館でのシンガポール、フィリピン関連の美術展が開催され、またグローバル・ユース・エクスチェンジといった青年交流事業も盛大に行われました。
小泉総理大臣と奥田実行委員長によるメッセージも発出されるなど、交流年は順調に滑り出すことができました。
2月は60余りの記念事業が行われる予定です。その大半が担当国のフィリピンで実施される事業です。フィリピン側の意気込みが感じられます。例えば、2月を通じて日フィリピン友好祭2003が開催されるのをはじめ、フィリピン国立博物館への日本人の入場無料化、フード・フェア、学校における日・ASEAN関係に関する特別授業、生け花・盆栽などの文化事業など盛りだくさんです。日本側も、日フィリピン経済合同委員会のマニラでの開催、日本アセアンセンターの投資・観光促進事業、映画祭、こけし展、ジャズコンサートといった事業を予定しています。また、フィリピン側は高山右近生誕450周年記念日本フィリピン合同オペラ(6月−9月)を企画しています。
次回はミャンマー(3月担当国)の事業をご紹介します。
* 日本経団連は関係経済団体の協力を得て経済交流分野連絡会を設立し、その事務局をつとめています。