【山中氏のノーベル賞受賞】

ノーベル賞は通常、研究成果が出てから受賞までに時間がかかるが、今回はわずか数年で受賞が決まった。研究内容が高く評価された結果である。日本全体に夢と希望を与える明るいニュースである。再生医療の道が開かれるほか、医薬品開発の時間短縮、化学物質の安全性確認などにiPS細胞の技術を活用できる。人類の発展につながる技術であり、受賞を心より喜びたい。

【IMF、世界銀行総会の開催】

世界経済の先行き不安が広がっている中で、188か国の政策当局者が集い開かれる国際会議は、各国間の協力関係を強化する機会となるものであり、非常に意義がある。主要７か国（G7）財務相・中央銀行総裁会議も開催されるが、先進国経済の回復に向けた政策協調の方向性が議論されることを期待する。