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会長コメント/スピーチ  記者会見における会長発言 記者会見における米倉会長発言要旨

2012年3月12日
(社)日本経済団体連合会

【ASEANミッションについて】

シームレスな事業環境を整えることで、アジア太平洋地域全体の経済成長も加速する。2020年までのFTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)構築に向け、TPPならびにCEPEA(東アジア包括的経済連携)を着実に進めるべきとの考えを伝えたところ、訪問各国の首脳から賛意が表された。
既にTPP交渉に参加しているベトナム、マレーシア両国からは、日本の参加がTPPの価値を高める上で重要であり、一刻も早く交渉に参加してほしいとの期待が寄せられた。まだ交渉に参加していないフィリピンでは、ASEANを一体と捉え協議してほしいと求められた。

【日本経済について】

為替がこの水準まで来ると経済に少し明るさが出てくる。民間金融機関のギリシャ債務削減がまとまったことを受け、安堵感から為替が動いているのだと思う。他方、欧州各国が厳しい緊縮財政を長期間続けていく中で、実体経済への悪影響が広がることが懸念され、注視が必要である。

以上

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