2012年2月27日
(社)日本経済団体連合会
(社)日本経済団体連合会
【日本経済について】
欧州債務危機に対する不安が和らいだこともあり、歴史的な円高が修正しつつある。日本企業の輸出回復はもとより、期末を控え海外資産の評価に好影響をもたらすことが期待される。ただ、原油高は想定されたこととはいえ、注視が必要である。
【日銀の金融政策について】
長引くデフレを克服するには、需給ギャップの解消が不可欠である。金融緩和を一層進め、企業の経済活動を後押しすることも当然必要であり、今回の日銀の決定を歓迎する。
【AIJの損失を巡る報道について】
あってはならないことが起きた。企業年金側は、給付の見直しを行うのが困難なことから、ハイリスク、ハイリターンの委託先を選ばざるを得なかったのだろう。いずれにしても、リスクを冷静に見ながら運用委託先を選定する必要がある。
以上