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会長コメント/スピーチ  記者会見における会長発言 記者会見における米倉会長発言要旨

2011年7月25日
(社)日本経済団体連合会

【中国高速鉄道の事故について】

大惨事であった。被災者の方々に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げる。中国は広大な国土に多くの人口を抱えており、公共交通機関として鉄道が果たす役割は極めて大きい。原因の早期究明と再発防止策の徹底を期待する。

【関西電力管内の節電要請について】

グローバル経済にあって、各国の企業は競争に生き残るため、最適地で事業展開を行っている。そうした中、日本企業はぎりぎりまで国内にとどまり、雇用の確保に努めてきた。しかし、必要な政策が実行に移されず、企業に何重もの負担がかかっている。この上、関西における電力の安定供給が困難となれば、やむなく海外に生産を移転せざるを得なくなる企業が増えることを懸念する。

【為替について】

ギリシャの財政危機に加え、米国における経済回復の遅れや債務上限の引き上げを巡る大統領と議会の交渉の行方を市場が不安視し、消去法で円が買われている。円高のメリットはあるものの、日本は貿易で稼がなければ原料、食料、エネルギーを確保できない。そのためにも円レートが適正な水準に早く戻ることを望んでいる。

【第2次補正予算について】

がれきの処理もまだ3割ほどしか進んでいない。被災地の方々の心情、ご苦労を思うと、復興にいち早く着手することを最優先すべきである。

以上

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