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会長コメント/スピーチ  会長コメント 中曽根康弘元総理ご逝去に関する中西会長談話

2019年11月29日
一般社団法人 日本経済団体連合会

ご逝去の報に接し、衷心よりお悔やみ申しあげます。近年も、憲法改正に関する会合などで、わが国の将来に思いをはせ、お考えを発信され続けていただけに、本当に残念でなりません。

中曽根元総理は、1982年11月に就任されて以来、「戦後政治の総決算」を掲げ、内外の重要政策課題に粉骨砕身、お取り組みになられました。時代の先を読む洞察力と改革を実行に移す政治的リーダーシップを兼ね備えた、わが国のみならず、世界的にも卓越した政治指導者のお一人であったと考えます。

とりわけ、元総理が実行に移された、土光臨調や三公社の民営化をはじめとする行財政改革、エネルギー問題への対応、米国との同盟関係の強化、自由貿易体制の推進などによるご功績は、特筆すべきものであります。これらは今なお変わらぬ、わが国の内政・外交の基軸であり、その重要性は益々高まっているといえます。

重ねて心からご冥福をお祈り申しあげます。

以上

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