2015年4月22日
一般社団法人 日本経済団体連合会
一般社団法人 日本経済団体連合会
日経平均株価の終値が15年ぶりに2万円台を回復した。日本経済再生に向け、官民が一体となって取り組んできた成果であり、誠に喜ばしい。安倍内閣が推進してきたアベノミクスの政策効果は確実にあらわれている。日本企業は積極経営で収益を増大させ、賃金の引き上げ、雇用や投資の拡大につなげてきた。こうしたことが結実して、日本経済の好循環実現によりデフレ脱却が視野に入ってきたことや、企業業績の改善が着実に進み景気回復への期待が高まってきたことが、株価に反映されたものと受け止めている。
政府には、日本再興戦略の着実な実施や法人実効税率の一段の引き下げ、規制緩和の一層の推進など、事業環境のさらなる整備に努めていただきたい。
経済界としても、デフレ脱却・景気回復の道筋をより確かなものとするため、イノベーションとグローバリゼーションを梃子に研究開発や投資の拡大による積極経営を推進し、収益基盤の強化・拡大に努めていく。これらの取組が実を結ぶことにより、株価が今後も上昇基調を維持するよう期待している。
以上