採用と大学教育の未来に関する産学協議会
1.目的
採用と大学教育の未来に関する産学協議会(以下、産学協議会)では、2021年4月、就業体験を伴う質の高いインターンシップを核とした、学生のキャリア形成支援活動(4類型)を産学で連携しながら推進していくことで合意しました。
2023年度より、当該合意において、最低限遵守すべきと考える5つの基準に準拠したタイプ3のインターンシップを実施する場合に、実施主体である企業・大学は、募集要項等に「産学協議会基準準拠マーク」(以下、準拠マーク)を記載することが可能である、としています。5つの基準の詳細については、以下の赤枠内をご参照ください(本取組み全体については、「産学協議会2021年度報告書(概要)」 「リーフレット 産学で変えるこれからのインターンシップ」もあわせてご覧いただければ幸いです)。
産学協議会基準準拠マーク使用規約(以下、「本使用規約」という。)は、タイプ3のインターンシップの推進を目的に、産学協議会が決定したロゴマークの使用に際し、遵守すべき事項を定めるものです。
(a) 就業体験要件
必ず就業体験を行う。インターンシップ実施期間の半分を越える日数を職場(※)での就業体験に充てる
※テレワークが常態化している場合、テレワークを含む(b) 指導要件
就業体験では、職場の社員が学生を指導し、インターンシップ終了後、学生に対しフィードバックを行う(c) 実施期間要件
インターンシップの実施期間は、汎用的能力活用型では5日間以上、専門能力活用型では2週間以上(d) 実施時期要件
学業との両立に配慮する観点から、大学の正課および博士課程を除き、学部3年・4年ないし
修士1年・2年の長期休暇期間(夏休み、冬休み、入試休み、春休み)に実施する。
但し、大学正課および博士課程は、長期休暇に限定されない(e) 情報開示要件
募集要項等に、以下の項目に関する情報を記載し、ホームページ等で公表する- プログラムの趣旨(目的)
- 実施時期・期間、場所、募集人数、選抜方法、無給/有給等
- 就業体験の内容(受入れ職場に関する情報を含む)
- 就業体験を行う際に必要な(求められる)能力
- インターンシップにおけるフィードバック
- 採用活動開始以降に限り、インターンシップを通じて
取得した学生情報を活用する旨(活用内容の記載は任意) - 当該年度のインターンシップ実施計画(時期・回数・規模等)
- インターンシップ実施に係る実績概要(過去2~3年程度)
- 採用選考活動等の実績概要 ※企業による公表のみ
2.準拠マークの意味
【デザインについて】
- 緑の大地の上に、中央に3色の新芽を配置。
- 真ん中のオレンジの葉「学生」を、左側のピンクの葉「企業」と、
右側のブルーの葉「大学等」が両サイドから支えるイメージ。 - インターンシップを通じて、「企業」と「大学等」が連携して「学生」の
キャリア形成を支援し、3者が共に成長していく過程を表現したもの。
タイプ3のインターンシップ実施にあたり、募集要項等に準拠マークを記載する際には、下の各リンク(形式は3種類)より画像データをダウンロードしてご使用ください。
3.準拠マークの使用者
(1) 企業(経団連会員であるか否かは問わない)、大学等(国立大学協会、日本私立大学団体連合会(日本私立大学連盟、日本私立大学協会)、公立大学協会の加盟校であるか否かを問わない)、団体をはじめ、産学協議会が最低限遵守すべきと考える5つの基準に準拠した、タイプ3のインターンシップを実施する機関
(2) 産学協議会事務局(経団連事務局、産学協議会に参加する各大学団体[国立大学協会、日本私立大学団体連合会(日本私立大学連盟、日本私立大学協会)、公立大学協会]事務局)
(3) タイプ3のインターンシップを社会に広く広報することを目的として、当該マークを使用するメディア・政府・自治体関係者等
4.準拠マークの使用方法等
(1) 使用にあたっては、産学協議会による許諾は特段不要です。2.に記載したリンクから画像をご自由にダウンロードのうえ、ご使用ください。
(2) 準拠マークのデータを使用する際は、変形や回転といった形状の変更、色の変更、影付け、縁取り等、一切の加工は加えずに、そのまま使用してください。但し、データの縦横比を変更せずに拡大・縮小しての使用は可能です。
(3) 準拠マークは直接、タイプ3のインターンシップ・プログラムの内容の質を個別に保証または評価するものではありません。
(4) 以下のような不正な使用は、禁止いたします。
- 目的に反して、個別製品の広告や包装紙、パッケージ等に使用すること
- 本使用規約に違反する方法で使用すること
- 法令や公序良俗に反すると認められるような方法で使用すること
- 営利目的・販売目的等で使用すること
- その他、産学協議会の取組みの趣旨に明らかに反するような方法で使用すること
(5) ロゴマークを使用している機関に対し、産学協議会事務局より、その使用状況について問い合わせを行う場合がございます。その際、万一、(4)に挙げたケースをはじめ不正な使用を確認した場合は、準拠マークの使用停止等を求めることがあります。
5.規約の改定
本使用規約は、今後、必要に応じて事前の通知なく改訂される場合があります。予めご了承ください。
6.免責について
(1) 産学協議会ならびに産学協議会に参加する経団連・大学団体(国立大学協会、日本私立大学団体連合会(日本私立大学連盟、日本私立大学協会)、公立大学協会)は、利用者が準拠マークを用いて行う一切の行為について何ら責任を負うものではありません。
(2) 準拠マークを利用したことに起因して利用者に生じた損害につき、産学協議会ならびに産学協議会に参加する経団連・大学団体は責任を負いかねますので、予めご了承ください。
※ タイプ3を含むキャリア形成支援活動に関するご不明点につきましては、
まずは「よくあるご質問(FAQ)」をご参照ください。
【「産学協議会基準準拠マーク」に関する問合せ先】
「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」事務局
E-mail: sangakumirai@keidanren.or.jp
※ @は半角に置き換えてください。