経団連のアメリカ委員会(早川茂委員長、植木義晴委員長)は9月21日、米国メリーランド州のラリー・ホーガン知事一行の来日の機会をとらえ、東京・大手町の経団連会館でレセプションを開催した。経団連会員企業をはじめ、同州の政府関係者や関連企業、日本政府関係者等、約50人が参加し、活発に意見を交わした。ホーガン知事によるあいさつの概要は次のとおり。
メリーランド州と日本のつながりは多岐にわたる。例えば、同州と神奈川県の姉妹州関係は40周年という節目を迎えているほか、ボルティモアは川崎市の長年の姉妹都市である。また、州内で事業を展開する日本企業は100社を超え、製造業を中心に6000人以上の現地雇用を創出している。
メリーランド州は、米国東海岸の大西洋沿岸に、首都を囲むように位置する。この立地の良さから、米国だけでなく北米各地へのゲートウエーとして、注目を集めている。海外からの投資をさらに引き付けるべく、現在、「グローバル・ゲートウエー・イニシアティブ」を実施している。これは、同イニシアティブに参加する外国企業に対し、登記費用や拠点の設立費用等を補助し、顧客やビジネスパートナーを紹介する取り組みである。メリーランド州は、ビジネスにオープンである。経団連とのさらなる協力強化に期待する。
【国際経済本部】