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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2022年7月14日 No.3552 経団連の活動に関する四半期報告会を開催

久保田副会長

経団連は6月21日、「経団連の活動に関する四半期報告会」をオンラインで開催した。久保田政一副会長・事務総長が、グリーントランスフォーメーション(GX)に向けた経団連の取り組みについて報告した。全国から400名を超える会員が参加した。概要は次のとおり。

2050年カーボンニュートラル(CN)に向けた経済社会の変革であるGXは、経団連として、中西宏明前会長の時代から取り組んできた課題である。今般、十倉雅和会長のリーダーシップのもと、1年近く集中的に討議を重ね、5月17日、提言「グリーントランスフォーメーション(GX)に向けて」を取りまとめた。

わが国は、50年CNと、温室効果ガスの30年度46%削減を国際的にコミットしている。こうした野心的な目標を実現するためには、GXが不可欠であり、これをわが国の成長戦略の柱と位置付け、投資拡大を通じた持続可能な成長へとつなげていく必要がある。また、GXはあらゆる主体に行動変容を迫るものであるため、国民理解の醸成も必須となる。

こうした考え方のもと、経団連は政府に対し、国家のグランドデザインとして「GX政策パッケージ」を早急に策定し、実行することを提言した。具体的には、まず、50年までのロードマップを明示し、その実行を担う司令塔を設置したうえで、「エネルギー供給構造の転換」や「原子力利用の積極的推進」「グリーンディール」「攻めの経済外交戦略」などの八つの個別政策を遂行するよう、政府に求めた。

提言公表後の5月、岸田文雄内閣総理大臣が主催する「『クリーンエネルギー戦略』に関する有識者懇談会」において、十倉会長が同提言を説明したところ、岸田首相からは、ロードマップの策定や、司令塔となる「GX実行会議」の設置など、同提言と軌を一にする方針が示された。

今後も経団連は、十倉会長のもと、社会性の視座を持ち、「公」のため、「社会」のため、「国民」のために、GXの実現に向けた積極的な情報発信や政策提言を行っていく。

【総務本部・環境エネルギー本部】

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